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第3期S-Startups認定企業インタビュー|クロスメディスン・MIRAERA
09.03.2026
Interview

第3期S-Startups認定企業インタビュー|クロスメディスン・MIRAERA

渋谷区のスタートアップ支援「Shibuya Startup Support」の一環として、渋谷国際都市共創機構(SII)が運営する認定制度「S-Startups」。「スタートアップが恐れずに挑戦し続けられる土壌をつくる」をミッションに、渋谷から世界へ羽ばたく企業の成長を後押ししています。

本記事では、第3期認定企業として新たに採択された「MIRAERA株式会社」「クロスメディスン」の2社にインタビューを実施。「産業保健」と「育児支援AI」。異なるアプローチで社会課題に挑む2社が、どのような想いで事業を展開し、S-Startupsを通じてどんな未来を目指すのか、お話を伺いました。

S-Startups第3期 認定企業|MIRAERA株式会社

事業概要

MIRAERA株式会社は、「産業医の再定義」をミッションに掲げ、働く人々の健康と企業の成長を支える伴走型産業医サービス「産業医 NEOを運営しています。産業保健を単なる法令対応に留めず、組織課題と連動させることで、持続的に挑戦できる人と組織づくりを支援するスタートアップです。

Q1. まずは、今回「S-Startups」に採択された率直な感想を教えてください。

渋谷区という成長企業の集積地で、社会性と事業性の両立に挑戦する企業として評価されたことがとても嬉しかったです。

産業医NEOを運営する中で感じてきた産業保健における構造的課題を変革していく責任感も感じており、身が引き締まる思いです。

Q2. 今回「S-Startups」に応募された背景を教えてください。

スタートアップ・ベンチャー・中小企業の経営と人・組織の課題に日々向き合う中で、サービス自体の手応えはある一方、再現性のあるスケールモデルの確立や、より大きな社会インパクトにつなげていく点に課題を感じていました。特に、医療・産業保健という専門性の高い領域で、いかにスタートアップとしての成長速度と社会性を両立させるかが大きな壁でした。

S-Startupsは、単なるネットワーキングやノウハウ提供に留まらず、渋谷というエコシステムの中で事業を磨き、実証と共創を通じて社会実装まで伴走してくれる点に強い魅力を感じ、応募しました。

Q3. S-Startupsが重視する「社会的意義・公共性」の観点から、貴社が向き合っている社会・地域課題と、提供している価値について教えてください

当社は、スタートアップ・ベンチャー・中小企業における「人と組織の不調が、事業成長のボトルネックになっている」という課題に向き合っています。

特に急成長フェーズの企業では制度やケアが後回しになりやすく、メンタル不調や離職、エンゲージメント低下といった問題が顕在化しやすい状況にあります。また、従業員数50名未満の事業所では産業医の選任義務がなく、行政の支援はあるものの限定的、断続的なため本質的な支援体制が整いにくい構造的課題があります。

産業医NEOでは、当社に所属する産業医・保健師が単なる法令対応に留まらず、組織課題と連動した産業保健の仕組みを提供することで、持続的に挑戦できる人と組織づくりを支援しています。

Q4. S-Startupsを運営するShibuya Startup Supportに対して、どのような期待や可能性を感じていますか?

渋谷という多様なプレイヤーが集積する環境の中で、行政・企業・スタートアップをつなぎ、実証から社会実装までを一気通貫で後押ししてくれる点は、他の支援プログラムにはない強みだと感じています。

当社にとっても、産業保健という専門領域の取り組みをより多様な業種・規模の企業や地域課題と接続し、モデルケースとして磨き上げていくことで、渋谷発の新しい「メンタルヘルスのインフラ」として展開していく可能性を感じています。

Q5. S-Startupsを通じて、特に挑戦してみたいことがあれば教えてください。

メンタルヘルスの取り組みを個社単位の支援にとどめず、渋谷エリア全体の共通インフラとして実装していくことです。

メンタリングを通じて事業モデルの磨き込みやKPI設計を行いながら、渋谷区内のスタートアップや成長企業との協業実証を重ね、産業保健×スタートアップ支援の新しいモデルケースを創出を目指します。

将来的には渋谷発の仕組みとして、国内他地域や海外のスタートアップエコシステムにも横展開できるような再現性のあるモデルに育てていきたいです。

S-Startups第3期 認定企業|クロスメディスン

事業概要

クロスメディスンは、赤ちゃんの泣き声をAIで解析することで、育児における不安や孤立を軽減する育児支援プロダクト「あわベビ」を開発する大学発スタートアップです。テクノロジーを通じて、育児という社会課題に新たな安心を届けることを目指しています。

Q1. まずは、今回「S-Startups」に採択された率直な感想を教えてください。

この度は、このような素晴らしい機会をいただき、大変光栄に思っております。
率直な気持ちとしては、「身の引き締まる思い」と「感謝」の二つが大きいです。まだまだ未熟なスタートアップであり、課題も山積する中で、私たちの取り組みに可能性を見出していただけたことを、大変ありがたく受け止めています。

これまで多くの方々に支えられて事業を続けてきましたが、今回の採択を一つの節目として、より一層、渋谷区や世界に対して価値を還元できるよう、誠実に取り組んでいきたいと考えています。

Q2. 今回「S-Startups」に応募された背景を教えてください。

私たちは、徳島発の大学発スタートアップとして事業を立ち上げ、現在は東京に拠点を移して事業を推進していますが、正直なところ、プロダクト開発、事業づくり、組織づくり、資金調達など、あらゆる面で「知らないことだらけ」の連続でした。

CIC TOKYOで日頃からお世話になっているメンターの方にS-Startupsをご紹介いただいたことが応募のきっかけですが、単なる資金支援にとどまらず、実装や事業成長に伴走してくださる点に大きな魅力を感じました。

事業を「良いアイデア」で終わらせず、社会に根付く形で実装していくための壁を、ぜひご一緒に乗り越えさせていただきたい、という思いで応募いたしました。

Q3. S-Startupsが重視する「社会的意義・公共性」の観点から、貴社が向き合っている社会・地域課題と、提供している価値について教えてください。

私たちは、「赤ちゃんの泣き声をAIで解析し、保護者の不安や孤立を軽減する」ことを目的とした育児支援プロダクト「あわべビ」を開発しています。

産後うつや育児不安は、個人の問題にとどまらず、社会全体で向き合うべき重要な課題だと考えています。特に、核家族化が進む中で、保護者が一人で抱え込んでしまう構造は、地域を問わず深刻化しています。

私たちは、テクノロジーの力を使って「赤ちゃんの状態を少しでも分かりやすく伝える」ことで、保護者の心理的負担を軽減し、育児に少しでも安心と余白を取り戻していただくことを目指しています。

Q4. S-Startupsを運営するShibuya Startup Supportに対して、どのような期待や可能性を感じていますか?

渋谷は、スタートアップの実証・実装において、日本で最も先進的なエコシステムの一つだと感じています。

私たちのプロダクトは、実際の社会の中で使われてこそ価値が磨かれていくものですので、渋谷というフィールドで、行政や企業、地域の皆さまと連携しながら実装に挑戦できることに、大きな可能性を感じています。

単なる事業成長にとどまらず、「スタートアップが社会課題解決の担い手として機能するモデル」を一緒に形にしていけることを、心から期待しています。

Q5. S-Startupsを通じて、特に挑戦してみたいことがあれば教えてください。

まずは、渋谷区という具体的なフィールドでの実装に、しっかりと挑戦したいと考えています。現場での検証を重ね、プロダクトと事業の両面を磨き込むことが第一の目標です。

その上で、メンタリングや他の採択企業の皆さまとの交流を通じて、自分たちの視野や経営の解像度を高めていきたいと考えています。

将来的には、日本発の取り組みとして、育児や子どもを取り巻く課題に対するソリューションを世界にも展開していきたいと考えており、そのための基盤づくりにも、このプログラムを通じて挑戦していきたいです。

S-Startupsについて

渋谷国際都市共創機構(SII)が運営する、「スタートアップが恐れずに挑戦し続けることができる土壌をつくる」ことをミッションとしたスタートアップ支援プログラムです。
第3期では、多様な社会課題に挑むスタートアップが採択されています。

S-Startupsを運営する渋谷国際都市共創機構 公式サイト
S-Startups第3期 認定企業一覧を見る

第3期S-Startupsに認定されたスタートアップは、これから約1年間にわたり、渋谷のスタートアップコミュニティと深く関わりながら、それぞれの挑戦を加速させていきます。S-Startups採択企業へのインタビュー記事を含む最新情報は随時発信していきます。今後の展開にぜひご注目いただくとともに、公式SNSのフォローをお願いいたします。

Shibuya Startup Support:https://shibuya-startup-support.jp/
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