Shibuya Startup Support(以下、SSS)では、2025年2月10日、渋谷・QWSにて、国内外のアート・クリエイティブテックスタートアップによるピッチとアート・クリエイティブテックと日本企業や投資家とのビジネスマッチングセッションイベント「Creativetech Shibuya」を開催しました。同イベントは、テクノロジーとアートを掛け合わせた最新カルチャーを体験できる渋谷区共催のイベント「DIG Shibuya」に連動して開催されました。
DIG Shibuya
今回で2回目の開催となった「DIG Shibuya」は、渋谷公園通りを中心としたエリアで実施され、ライブパフォーマンスやカンファレンス、屋内外の展示、バーチャル空間を活用したイベント、ネットワーキングなど、合計33のプログラムが展開されました。
また、渋谷区が支援するS-Startups認定企業のレッドクリフが同イベント初日の夜に、ドローンと生演奏によるライブパフォーマンスを融合させた国内最大級のドローンショーを実施しました。
スタートアップのピッチの様子(写真:渋谷区)
Creativetech Shibuya
「Creativetech Shibuya」には120人以上が集結し、11のスタートアップがピッチを行い、35件以上のスタートアップと日本企業やCVCによるビジネスマッチングとミーティングが行われました。
ピッチを行ったスタートアップ
Bandruption(アメリカ)
音楽アーティストがチケット購入率の高いフォロワーを10倍に増やし、資金調達を実現できるプラットフォーム。アーティストのジャンル・フォロワー数・市場データを基に、自動でファン獲得キャンペーン(リワードや価格設定など)を作成。
STAYGE NXT Lab(Shibuya Startup Supportビザホルダー、日本・韓国にて会社設立)
「LiNC」は、リアルタイムメッセージング・ライブ配信・ビデオ通話を通じて、アーティストとファンをつなぐライブファンダムプラットフォーム。グローバルなファンエンゲージメントと収益化を実現。
Yokaizen(Shibuya Startup Supportビザホルダー、日本にて会社設立)
AI×マンガ・アニメを活用したメンタルヘルスプラットフォーム。特に日本の若者向けに文化的に親しみやすいメンタルサポートを提供。
ERA Music(フランス)
AIとSpotifyプレイリストネットワークを活用し、楽曲のヒットを予測・保証することで、音楽プロモーションのROIを確実にする。データ駆動型の手法で、音楽業界の不確実性を排除し、予測可能なマーケティングを実現。
Nemozlab Inc.(韓国)
新しい音楽メディア「Nemo Album」を開発し、従来の音楽配信と同様にチャート反映や流通が可能な代替メディアを提供。
Nemo Album:新しい音楽メディアフォーマット
TAG VIDEO:Blu-rayの代替となる映像フォーマット
スマートグッズ:ICTを融合したグッズ展開
Borderless Studios(アメリカ)
日本企業はメンタルヘルス問題によって毎年1,580億円の経済損失を被っている。職場のウェルビーイングに特化した高品質な研修プログラムを提供し、従業員のメンタルヘルスの向上をサポート。
4861(Shibuya Startup Supportビザホルダー、日本にて会社設立)
アニメ制作会社として、オリジナルIPの開発や、AI・NFTを活用したマルチメディア戦略を提供。アニメ制作・NFTを活用したファンエンゲージメント・AIアニメーション技術に特化。
Gamebeast (アメリカ)
Gamebeastは、Roblox開発者向けのノーコードツールプラットフォームを提供するスタートアップで、ゲームの最適化や収益化を支援するLiveOpsツール、迅速な修正、A/Bテストなどを強みとし、プレシードラウンドで370万ドルを調達。今回、シリコンバレー屈指の影響力を持つVC、a16zの著名なアクセラレータープログラムに選出され、グローバルで最も有望なスタートアップの一つとして注目を集めている。 a16zの支援を受け、さらなる成長が期待される。
FlickPlay(アメリカ)
デジタル資産を発見・購入・活用できるプラットフォーム。IPホルダーがファンのエンゲージメントを追跡できるツールを提供。現在、東京を拠点にコミュニティマネージャーを募集し、マーケティングやイベント運営を推進する人材を探している。
Pinkfong Company (韓国)
Pinkfongは、韓国発のグローバルエンターテインメント企業で、世界的に大ヒットした子ども向け楽曲「Baby Shark」の生みの親。幼児向けの教育・エンターテイメントコンテンツを専門としており、アニメーション動画、楽曲、モバイルアプリ、書籍などを展開。YouTubeをはじめとするデジタルプラットフォームで強い存在感を持ち、世界中にファンを獲得。楽しさと学びを融合させた魅力的なコンテンツを提供し続けている。
ATHLX AI(カナダ)
「RaxUp」は、アスリート・コーチ・フィットネス愛好者向けの拡張現実(AR)メンタルジムアプリで、パフォーマンス向上を支援。
マッチメイキングの様子(写真:渋谷区)
ビジネスマッチングセッション
イベントの後半では、スタートアップと投資家やメディア、大企業とのビジネスマッチングを行いました。事前に大企業・投資家とスタートアップ側双方でマッチングに興味のある組み合わせを事前にヒアリングしていたことで、より進展的なコラボレーションの機会の模索ができる実りあるマッチメイキングを実現させることができました。
イベント全体を通じて、Global Brain、Shizen Capital、Bamdai Namco 021 Fund、Shibuya Startups K.K.、Ceres Inc.、Futureplay、Simsan Ventures、Clubberia、TBS、Takeoff Tokyo、Kadokawa、J-WAVEなどの投資家、メディア、大企業が参加し今後のスタートアップとのコラボレーションの機会を模索しました。
参加者の声
参加者したスタートアップからは、投資家だけでなく、音楽業界のメディアや、今後の協業の可能性がある企業、様々なクリエイティブテックに携わる日本企業と繋がれ、意義のあるネットワーキングができたとの声を多くもらいました。
引き続きSSSとして、クリエイティブ業界との連携を強化しながら、海外スタートアップへの日本進出をサポートしてまいります。クリエイティブ関連のスタートアップの方で日本進出やSSSとのコラボレーションに興味のある方、ぜひご連絡ください。今後開催するイベントやセミナーはソーシャルメディアにて公開いたしますので、ぜひフォローをお願いいたします。
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