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Creative Tech Shibuya 2026 参加スタートアップインタビュー
25.03.2026
Interview

Creative Tech Shibuya 2026 参加スタートアップインタビュー

Shibuya Startup Support(以下、SSS)は、2026年2月に「Creative Tech Shibuya 2026」を開催しました。海外のクリエイティブテック分野のスタートアップを対象に、日本市場への進出を支援する5日間のプログラムです。

本プログラムには、AI、XR、エンターテインメントテック、クリエイティブツールなどの分野で事業を展開する海外スタートアップ10社が参加し、ピッチや展示、ビジネスマッチング、メンタリングなどを通じて、日本企業や投資家との接点が創出されました。

本記事では、参加企業の中からInkjourney / Shisa AI / Brainspokeの3社にインタビューを実施し、参加の背景や日本市場への期待と課題、そしてプログラムを通じて得られた気づきや今後の日本市場での展開について紹介します。

参加企業やイベント当日の様子については、別途公開しているイベントレポート記事もあわせてご覧ください。

▶︎2026年2月開催 Creative Tech Shibuya イベントレポート(前編)
▶︎2026年2月開催 Creative Tech Shibuya イベントレポート(後編)

Brainspoke Inc.(アメリカ)

Health Tech / Mental Wellness / AI
AIと脳波(EEG)技術を活用したウェアラブルデバイスとアプリを開発するメンタルウェルネス領域のスタートアップ。脳波をリアルタイムに解析し、瞑想や集中状態を可視化・最適化することで、ユーザーのメンタルコンディションの向上を支援する。


Brainspoke Inc. CCO & Japan CEO 宮谷内氏 (写真:渋谷区)

今回Creative Tech Shibuyaに参加したきっかけを教えてください。

渋谷という、インターナショナルで多様な人が集まる環境に魅力を感じました。さまざまな企業やプレイヤーが集まる場に身を置くことで、新たな挑戦の機会を得たいと考え応募しました。

日本市場に対してどのような印象や課題を感じましたか?

日本市場への関心は個人と企業の両面でありました。個人的にはタイ出身という背景から、海外の優れたものを日本に届けたいという思いがあります。企業としては、日本は非常に厳しくクオリティの高い市場であり、ここで成功することがグローバル展開の足がかりになると考えています。一方で、文化やビジネス習慣の違いをチームにどう共有するかは課題です。

実際に参加して、特に印象に残った出会いや出来事は何でしたか?

参加者同士の関係性が徐々に深まり、コミュニケーションが活発になっていく過程が印象的でした。最初は距離がありましたが、時間とともに自然な交流が生まれました。

プログラムを通じて得た気づきはなんですか?

ピッチや他社の発表を通じて、技術の強みだけでなく、プロダクトを「体験」や「感情」としてどう伝えるかが重要だと気づきました。クリエイティブテックという文脈だからこそ得られた視点です。

今後、日本市場でどんな展開を目指していますか?

この数日間で繋がった人たちとの縁を大事にしたいです。具体的な協業の話もいくつか出ているので、それを形にしていきたいです。タイと日本の架け橋になるような、もっと面白いプロダクトをどんどん出していきたいです。

Inkjourney(ルクセンブルク)

Creative Platform / Publishing Tech / Story IP
ストーリー制作・読書・出版を一体化したプラットフォームを開発するスタートアップ。ユーザーが物語を創作・共有・収益化できるエコシステムの構築を目指し、日本のコンテンツ産業との連携も視野に入れている。

Inkjourney Co-Founder Bovi Brian氏(写真:渋谷区)

参加前は日本市場に対してどんな期待や難しさを感じていましたか?

日本市場には大きな可能性を感じています。一方で、行政手続きの複雑さや、制度の変化が外から見るとやや不安定に感じられる点は懸念としてありました。また、日本では従来のやり方や前例を重視する考え方に触れる場面もありましたが、私たちは違いの中にこそイノベーションがあると考えています。

実際に参加して、特に印象に残った出会いや出来事は何でしたか?

初めてプロフェッショナルな大規模ステージで発表できたことが、とても印象に残っています。また、新しいバージョンのプロダクトをデモできたことも大きな経験でした。前回から3か月ぶりの発表でしたが、人々が理解し、観客が「なるほど」と興味を持ってくれた瞬間を直接感じられたのが良かったです。

プログラムを通して、自分が一歩前進したと感じた点はなんですか?

このプログラム全体が、大きな前進だったと感じています。数か月かけて準備してきたことが、この数日間で実際の成果として現れた「スナップショット」のような機会でした。準備してきたことが現実になった感覚があります。 またたくさんの露出の機会に恵まれ、多くの人にプロダクトを見せ、フィードバックを得ることで、新しいアイデアや改善点に気づくことができました。

今後、日本市場でどんな展開を目指していますか?

現在、投資家や制作会社と具体的な話を進めています。パートナーシップや投資が実現すれば、日本での法人設立も視野に入れています。日本のコンテンツは世界的に強い影響力を持っており、大きな可能性があると考えています。

Shisa.AI(日本・アメリカ)

AI / LLM / Open Source日本語に特化したオープンソースLLM(大規模言語モデル)を開発するAIスタートアップ。日本市場に最適化されたAI基盤の構築を目指し、グローバルな技術力とローカルな言語理解を融合させている。

Shisa.AI Founder Jian Shen氏(写真:渋谷区)

今回Creative Tech Shibuyaに参加したきっかけを教えてください。

シンプルに、渋谷という場所であったのが参加した大きな理由の一つです。とても象徴的な街ですし、「東京」と聞くだけでワクワクしますよね。参加しない理由がありませんでした。私たちのプロダクトは日本の一般ユーザーに届けることを目指しているので、渋谷は最もアクセスしやすく適した場所だと感じました。

参加前は日本市場に対してどんな期待や難しさを感じていましたか?

私たちはあえて難しい市場を選びました。日本は参入が簡単な市場ではありません。でも市場が難しいからこそ、これまでの技術では解決できなかった課題をLLMが解決できる可能性があると考えています。

参加して、特に印象に残った出会いや出来事は何でしたか?

最も印象的だったのは「人」です。以前は、日本と海外の間には大きな文化的な隔たりがあると思っていました。でも実際には、日本の人たちが求めているものは世界とそれほど変わりません。ただ、表現やアプローチの仕方が違うだけだと気づくことができました。

プログラムを通して、自分が一歩前進したと感じた点は何ですか?

少しありきたりに聞こえるかもしれませんが、ステージに立ったことや、数日間にわたって人と会い続けたことが大きかったです。複数日程で開催されたことで、確かな前進を感じる瞬間が継続的にありました。

今後、日本市場でどんな展開を目指していますか?

今後は、日本語ネイティブの方々からより多くのフィードバックを集めたいと考えています。それが、日本市場向けにプロダクトをさらに改善・発展させていくための重要なステップになります。

Creative Tech Shibuya 2026は、単なるネットワーキングにとどまらず、プロダクト検証や市場理解を深める実践的な機会となりました。Creative Tech Shibuyaは今後も、国内外のスタートアップと日本のエコシステムをつなぐ場として展開していきます。参加してくださったスタートアップの皆さま、ありがとうございました。

今後開催するイベントやセミナーに関する最新情報は、SSSのソーシャルメディアを通じて発信してまいりますので、ぜひフォローをお願いいたします。

Shibuya Startup Support:https://shibuya-startup-support.jp/
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